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Tour of Chiangrai 2019 第4ステージ
1.4㎞ x 24周回のクリテリウム。
距離が短いからキツい上にポイントレースで拍車がかかる。
昨年は20人ぐらいしか完走できなかった。
その昨年でなんとか完走はしたものの、そのキツさだけは脳みそに焼き付いていて、今年もやってきちゃったの?? って感じ。
ブルネイのアミンに「今日はハードレースだよ」と言って説明もしたが、分かってくれなかった。 スタートしたら分かる。
そしていつも寒そうにしている。
レオも連日の疲れがたまっている。
僕も昨日の乳酸が抜き切れてなくて、ホテルでの出発前に一人で街でアップ30分ぐらい。
ある程度抜けてきて、スタート地点に着いてからも短いインターバルを30分ほど行って心臓を上げておいた。
ミーティング。
晋一さんにポイントレースですと伝えた時には、血の気が引いていた。
サイン。
レースでは、
1列目スタートができ、やはり早々にアゲアゲ、、、。
欧米のタンクガイというチームがアゲアゲしている。
早速3周目のポイント狙いで、できれば逃げようという魂胆か??
3人逃げが決まれば楽だよね。
レースはやっぱり終始キツくて、コーナーのせこさで前にあがる。
しかし4周目の1コーナーで先頭のタンクガイが落車。
あおりを喰らって後ろも転んで、それを避けるのにブレーキ。 ゼロスタートで最後尾になっちゃった。
一旦ケツになっちゃったが、再度せこく上がってってハアハアを繰り返す。
たまに単騎逃げが決まりそうになって、それを行かせたくないチームが上げるもんだからポイント周回以外でも緩まない。
まあ、きついけど、レースしてる感じがいいですよね。
18周目ぐらいでまたしても、今度は3コーナーで落車があり、ここでもゼロスタート喰らう。
トレンガヌの選手と2人で回してどうにか追い付いたものの、「もう足が無いわ、、、」って思っちゃったのが良くなかった。
次の周回の4コーナーの立ち上がりで俺が中切れを起こしてしまい、トレンガヌとアヴェンチュラに埋めてもらう事態発生。
埋めてもらった後に一旦前方にあがったものの、21周のポイント周回のアゲアゲの縦伸びで付き切れず、またも中切れ起こし、タンクガイの欧米選手2人から怒られる。
全員必死の1列棒状態で離脱したのでいい迷惑だ。 俺でも怒るわ!
これで彼らのレースを終わらせちゃってたら年内は恨まれるところだが、無事に埋めてくれていた。
で、もう迷惑かけられないと思って降りました。
結局完走14名で、俺は15番という当落線上。
勿体なかったし悔しいからまた挑戦したい。
チームからはダニエルだけが残ったが、ポイントに絡むところまではいかず、やはり単騎戦では狙えないよね。
今回はこんなチームだった。
サポートで中川さん夫妻や吉野さん夫妻に来ていただけて、大変助かりました。
ありがとうございました。
ノイさんには連日「逃げるように」と指令されていましたが、叶いませんでした。
逃げというのは、「乗れた」とか「乗れなかった」という評価をレース後に選手はするんだけど、
「決めた」のか「決めれなかった」のかという評価をしなければならない。
とアジアで散々逃げてきた晋一さんが教えてくれた。
俺か、俺以外か、みたいだ。
次は逃げを決めたい。
あと若い選手はぜひアジアを背負っていけるような選手になって欲しいです。
※写真は晋一さんから
いつかTOJやジャパンカップで再会できたら、泣くね。
頑張ってね。